「大阪公立大学医学部附属病院 ゲノム診療科」のご紹介
2020年4月1日、大阪公立大学医学部附属病院1階に「ゲノム診療科」が新設されました。
遺伝医学の進歩に伴い、病気の診断と治療に遺伝子を調べることが広く応用されています。「ゲノム医療」とは単に遺伝子診断をすることではなく、さまざまな手法を用いてゲノム(ヒト一人がもちあわせている遺伝情報のセット)から得られた情報を、診断と治療に生かしていく医療のことです。具体的には臨床遺伝専門医による遺伝学的診断から、認定遺伝カウンセラー
®を交えての病気の詳しい説明、検査や治療を受けるかどうかの難しい判断のための情報提供など様々なご要望にできる限り対応させていただきます。当科は「病気のことをもっと知りたい」と希望されている患者さんやご家族が、このような遺伝子・ゲノムからみた身体・病気の情報、診断、予防などについて情報提供すること、今後の治療の方向性をご自身、ご家族が決めていく上で大きなヒントを得てもらうことを目的にしています。
ゲノム診療科では、診断のための診察や相談、遺伝カウンセリングを行います。そのため、原疾患のフォローアップは原則として行いません。一定の結果が得られた段階で、紹介していただきましたクリニック、病院の主治の先生方へフィードバックさせていただきます。
完全予約制
紹介状(診療情報提供書)をお持ちであっても予約がない場合は受診できません。
患者さんから直接の予約は受け付けておりません。医療機関を通じて予約を取得してください。
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月 |
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医師名 |
瀬戸 俊之 |
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瀬戸 俊之 |
対 象 |
遺伝性疾患全般 |
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遺伝性疾患全般 |
区 分 |
初診/再診 |
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初診/再診 |
備 考 |
午前 |
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紹介方法他、外来受診における注意点
- 地域医療連絡室を経由してのご紹介は、月曜および金曜の瀬戸が担当します。
- 予約は本院地域医療連絡室の所定の用紙をご利用下さい。
- 事前に希望する診療内容・相談内容を遺伝カウンセラーからお伺いする場合がありますので、可能であれば患者さんの携帯番号等連絡先を診療申込書に記入しておいてもらえますと助かります。
- 診療は保険診療で扱える内容ものと、そうでないもの(自費診療)のいずれかになります。
- 自費診療での診察になる場合は、同日に他科での診療(保険診療)はできません。
- 自費診療の場合、遺伝カウンセリング料が別途加算される場合があります。
関連書類
小児科領域のゲノム診療外来
大阪公立大学医学部附属病院3階18番 小児科・新生児科外来の1診にて、毎週火曜日の午前に小児ゲノム診療初診、火曜日と水曜日午後に小児ゲノム診療再診、木曜日午前に神経疾患の再診診療を行っています。(いずれも完全予約制)
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医師名 |
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瀬戸 俊之 |
瀬戸 俊之 |
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対 象 |
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小児ゲノム診療 |
小児ゲノム診療 |
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区 分 |
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初診/再診 |
再診 |
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備 考 |
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完全予約制 |
完全予約制 |
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遺伝子診断
詳細な問診と身体所見でできうる限り臨床診断を行った上で、それぞれの患者に則した遺伝子解析・診断を適応します。
遺伝カウンセリング
臨床における遺伝医療が他の一般診療科と異なる点は、部門内に認定遺伝カウンセラーを擁することです。認定遺伝カウンセラーは大学院の修士課程で専門的な臨床遺伝学の教育を受けた専門性の高い専門職です。遺伝診療の一画をなす遺伝カウンセラーは必須の職であり、詳細な遺伝学的情報の聴取、正確な家系図の作成を試みた上で遺伝学的疾患のリスク評価を行います。ご本人をはじめ、ご夫婦、ご両親に対する自律的意思決定プロセスにおける支援を行ないます。
地域の市民への貢献
本学は「国立大学のコピーであってはならず、実学を重んじる」という建学の精神のもと、戦前から阿倍野という町で市民に親しみやすい大学病院として育まれてきた。時代が進み、遺伝医学という最先端で複雑な医学知識においても、病に悩む市民にわかりやすく、根気よく説明し、医療を実践していきたいと考えています。医学が進めば進むほど、地域の方々に対して市大病院の果たす役割は大きなものとなり、臨床遺伝学講座も重要な一躍を担うものと考えています。